絵描きaskasの日々雑記

絵・歌・料理…日々の事をサラッと

夏の酢の物

自粛生活に入った頃はまだまだ冬野菜だったのに、毎日のメニューもすっかり夏野菜に代わってきた。

夏になると頻繁に買うきゅうり。きゅうりを使った酢の物はすっきりして暑い日には嬉しいけど、この15年私が夏に作ってるのがこれ!

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きゅうりと“ところてん”の酢の物です。

塩もみしたきゅうりとところてんをところてんのタレで和えるだけ。たまに炒りごまと青海苔もトッピングします。

個展を始め、銀座で初めにお世話になったのは2丁目のギャラリー。15年程前の個展会期中、1年間通った美術の予備校時代の友達2人が来てくれると言うので、ギャラリーの人に「何処か高くなくて気楽に呑めるところないですかねぇ?」と訊いたら教えてくれた店で突き出し?に出たのがこの酢の物だった。お店の名前は「木花咲耶姫」、一度しか行ってないのに何故か覚えてる。検索したら今はもうないみたいだけど、どうやら京都のおばんざいのお店だったらしい。わたしの記憶では店の隅に小さいテレビがあって、巨人中日戦を周りのおじさんがじっと見てたような…。もっと飲み屋的なお店だと思ってたから、30ちょい過ぎの女3人に紹介するにはかなりハードルが高い?店だったと思ってきたけど、銀座で女だけで安心して(値段も)呑める店を考えてくれたんだなぁと、今になって感謝。

この酢の物を作るたびに思い出す、銀座の楽しかった一夜。ところてんときゅうりで銀座を思い出すのは私だけだろうな、きっと。