絵描きaskasの日々雑記

絵・歌・料理…日々の事をサラッと

避難してみた

昨日は午前中、台風に備えて外にある植木鉢などを移動して、午後から母の仕事に同行し、家に帰ってバタバタと夕飯。「暴風になる」とニュースでやってて、市役所から「不安な人は市民センターに避難して下さい」と何度も放送してたので、夕飯後に急遽避難してみました。

我が家は坂を登りきったところにあって、遮るものなく南風が吹き付ける。さらに家の横に崖があって、念の為の土砂崩れ注意地帯になっている。大したことない台風でも3階の私の部屋は風が吹くたびに揺れるので、いつも寝られない。

そんなわけで夜の8時に歩いて市民センターに行くと、2階の和室に案内してくれた。ここが広い!ちょっとした舞台部分を入れると100畳くらいある。

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結構響きがいい⁉︎

そして私達しかいない。それでも貧乏性の悲しい習性。隅っこの一角に座布団を出してくつろぎ体制を整えた。しばらくすると老夫婦、そして幼児2人とお母さんおばあちゃんという4人家族が到着。それぞれの住まいを訊きあったところ、みんな違う〇〇神社の近くという答え。ここは本当に地区ごとに神社がある村みたいなところだなあ。私達も含めて、みんな「風が強いと家が揺れて寝られないし、避難体験してみようか〜」と、初めて来た人ばかりだった。

夜9時過ぎ、みんなそれぞれ座布団3枚ずつと毛布を確保して、寝る体制に。子供たちが寝るので消灯したけど、私は市の職員の方が開けてくださった隣の部屋(ミニ図書室)へ移動。書架を見ていたら、中学生の時に大好きだった本「カナダエスキモー(本多勝一)」があるのを発見し、楽しく読んだ。夜中に4人家族のおばあちゃんも図書室に来て池波正太郎を読み始め、たまに話をしながら朝まで過ごした。6時過ぎに家に帰ると、家の前で犬の散歩しているお隣さんに会い、報告。「大した事なかったわよ〜。寝てないのね、おやすみなさい!」と明るく言われた。私はこんな日、どこにいても結局は寝られないから、全く揺れずに音も気にならないところで本が読めて本当にありがたかった!面白かったなあカナダエスキモー。

私は寝なくても大丈夫なので、暑くなる前に植木鉢を戻さねば…。ああめんどくさい。